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日本企業のデジタル化は世界からの遅れが拡大

かつて先端を走っていたことがすでに遠い過去のことに、日本にいると気づかずに過ごせる。新技術への対応、技術を応用した新しいビジネスメソッド、忘れ去られつつある伝統的な文化。海外旅行をしただけでもすぐにわかる。

その中でも「デジタル化の波に取り残されている」ということはよく聞く。「そんなことはない。ICカードや電子マネーの普及は目をみはる」という声もあるが、その視点な時代遅れだと思う。だって、ICはカードはロシアにも普及していたし、カード決済できるセルフレジは日本にはほとんどない、スマホでタクシーを呼んで利用する人もほとんどいない。一部の人や一部の限られた状況にのみ深く普及している。何気ない生活の中には浸透してない。

ガートナーレポートがありました。

同調査によると、世界のあらゆる企業がデジタル化に取り組んでいる。「デジタル化の取り組みの拡大期」に達している企業の割合は全世界で40%以上となり、これは2018年の2倍以上に当たる。日本企業は2019年の調査時点で世界に後れを取っているという結果が出ていたが、2020年のサーベイではその差がさらに拡大。2019年の11ポイントに対し、2020年は28ポイントとなった。

ガートナーのサイトはこちら。

過去4年の間に、営業コストの圧縮、政治的な変動、経営陣の退陣、企業に不利益な規制介入など、通常業務を混乱させる転機を企業の90%が経験しています。転機を迎える前にこれを乗り越えられるだけの態勢を備えていた企業の割合は、全体のわずか4分の1にすぎないとガートナーはみています。したがって、本サーベイの結果に示されるように、CIOは、危機やトランスフォメーションを乗り切れるよう自社を先導する上で、引き続き重要な役割を担うことになります。

ラウゼル・ジョーンズは次のように述べています。「CIOが忘れてはならない重要な点は、適合した企業ではITをビジネスのレバレッジ・ポイント (小さな力で大きな変化を起こすための作用点) として捉える傾向が強まっているということです。『ビジネス戦略全般が明確で一貫性がある』ことが、適合した企業に最も際立つ特性の1つに挙げられます。このような組織では、デジタル・テクノロジが戦略を推進する力となります」

なんだか視点からして違っていますね。

 

 

 

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