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認知度はまだまだのSaaS

クラウドコンピューティングは需要と共有の関係をうまく活用できる要素が多々あるようだ。コンピュータがあれば細かなことを人間が管理しなくても良い。これが新しいビジネスを生み出すことになる。
特に金融業界はコンピュータが生み出したようなもの。預金台帳を電子化した瞬間に、銀行は誰もが簡単に使える存在となり、窓口を機械にまかせた2次オンラインが銀行を財布に変えた。この流れはかなり昔から存在していた。
そして今、サーバーの間貸しが商売になりつつある。目に見えない細かなことを管理するのはコンピュータの得意分野。人間の思考は本来考えるべき部分へと移っていく。とうていできないと思っていたが技術力でどうにかなると、従来の縛りから開放される。
さて、クラウドコンピューティングの認知度がいまいち低い。何か起爆剤となる事例が必要だ。
Dynamic Infrastructureを実現する IBMのクラウド・コンピューティング戦略[EnterpriseZine]

IBMでは「Smarter Planet」というビジョンを掲げ、ビジネスや社会を賢く効率化することで、より良い世界が生まれると考えている。そして、スマートな社会を実現するインフラストラクチャーのあり方としてDynamic Infrastructure(ダイナミック・インフラストラクチャー)を提唱し、その実現形態の1つとしてクラウド・コンピューティングが重要な役割を果たすと考えている。

「データセンター事業者の約2割が、クラウド・サービスを提供している」[EnterpriseZine]

調査によると、国内におけるデータセンターは稼働率が65%。ここ3年間、ほとんど変化していないことが明らかになった。IDGジャパンでは、「データセンターの新設・増設が、データセンター・リソースに対する需要増を吸収した結果」と分析している。
また、データセンターにおける課題は、「コスト」が最重要課題であり、回答者の約7割が「コスト」をデータセンターの「課題」に挙げているとのこと。
データセンターの技術に関しては、「仮想化」「クラウド・コンピューティング」「(データセンター)自動化」といったキーワードに関心が集中。
クラウドに関する調査では、データセンター事業者の約2割が、何らかのクラウド・サービスの提供に乗り出していることが明らかになったという。

ITアウトソーシングの導入実態と利用意向に関する調査結果 2009[矢野経済研究所]

◆ SaaSを利用している企業は僅か2%
 「オンラインサービスの利用状況」では、「SaaS(Software as a Service)」の回答率は僅か2.2%に留まった。近年話題性の高まっているSaaSだが、現状はSaaSを利用している企業は僅かという結果であった。
◆ 現状のままでは今後の普及は期待薄
 「今後のSaaSの利用意向」では、「なし」が83.9%もあり、「あり」は10.8%に留まった。多くのITベンダが取り組みを進めているが、現状のままでは今後のSaaSの普及は期待薄という結果であった。
◆ SaaSを利用しない理由は「コストメリットを感じない」
 「SaaSの利用意向がない理由」では、「コスト面のメリットを感じられないから」が30.4%と最も多かった。SaaSはコストメリットのあるサービスと言われているが、ユーザー企業の多くがコストメリットを感じていないという結果であった。

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