スポンサーリンク

「新産業構造ビジョン」の言う『旧来の「日本型雇用システム」の見直し』とは

前回の記事の続きです。経済産業省が発表した「新産業構造ビジョン」についてもう少し紐解いていこうと考えています。かなり昔の白書ですが、実は今現在世の中で語られていることとまったく同じ内容だと思っています

 

下記サイトに「新産業構造ビジョン」についてまとめられています。

そこには、『【全体版】新産業構造ビジョン(PDF形式:23,028KB)』という実に329ページという大作が綴られており、忙しいビジネスパーソンにとっては非常に読みにくい。。。 読む人のことをちゃんと考えているのかな・・・ でも内容はとても有意義ですので、これから数回に渡って抜粋していきます。

p324『(参考)旧来の「日本型雇用システム」の見直し』という章があります。

(参考)旧来の「日本型雇用システム」の見直し

●第4次産業革命の下での対応を進めるにあたっては、以下の点が重要。
1)企業がこれまで以上に「職務内容を明確化」し、それを達成するための「スキル/コンピンテンシー」を強化するシステムへと進化していくこと
2)「労働時間や在勤年数による評価」だけでなく、「成果に基づく評価」を重視していくこと
3)「時間」「場所」「契約」にとらわれない、「柔軟な働き方」を促進すること
4)人材育成や、企業と働き手の間の情報インフラ整備などを進め、自ら転職・再就職しやすい 環境を整えていくこと

方向性を示す「べき論」としてはとても明快で的を射ている。

ただ、ゴールに到達するには片付けなくれはならない課題が数多くあるのですが、そこには一切言及していない。具体的な戦略なきビジョンを掲げることで終わってしまう。これが「官主導」の限界だと考えています。だから方向転換できないので官民ファンドは失敗が続いている。

さて、この章の背景にある前提にはこんな思い違いがあるように思う。

●宣伝をすれば海外において日本のサービスや製品が受け入れられる
●環境を整えれば、海外から優秀な人材が日本企業に来てくれる
●いつになってもやっぱり日本はスゴイ

日本のトップからこのような「殿様気質」が抜けきれない限り将来は危ういであろう。このことが若者の認識とのズレも引き起こしているように思えてならない。

ただし、議論されている概念は極めて有用なので、これからうまく活用する戦略を練っていきたい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました