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IPv6議論には飽き飽きしている

じれったいことの一つに、IPv6議論がある。もうかれこれ10年近く論じられている。
決まって表に出てくる言葉は「枯渇する」。
わかった。だったら、こんなにごちゃごちゃやらず、さっさと切り替えてしまえば良い。この点で郵便番号7桁化を見習うべきである。多少の混乱はあったかもしれないが、そんなことはすぐに忘れてしまった。
今やるべきことは、この4つではないか。
 ◆確実に切り替えるための技術的な備えを提供する
 ◆助成金などによりスムーズな切り替えが進むようにする
 ◆新しいビジネスチャンスであるから、IPv6の特徴を活かすシステムを優遇する
 ◆IPV6のメリットを、技術提供側から享受側の理論で論ずる
10年間も議論するお金と労力、知力があったらもっとできることがあったのではないか。
元システム屋として難しさや慎重さがあることは理解できる。しかし、視線が未来に向き切っていないこと、関係者が心底本気で切り替えをやろうとしているかどうか、疑いたくなる。
激励の意味を込めて辛口のコメントをお送りした。IPv6に期待している。
IPv6によるインターネットの 利用高度化に関する研究会 中間報告書[総務省]
  ※PDF形式ファイルへのリンクです

IPv4とIPv6を比較するとIPv6には様々な特徴があり、例えばIPv6においてほぼ無限のIPアドレスが利用可能であることが特徴の一つとしてあげられるが、この特徴を生かし、様々な機器にIPアドレスを付与し、ネットワークを通じてそれらの機器と情報のやりとりや機器自体の制御を行うことが考えられる。例えばセンサーを活用した気象・防災システムや、ビルの照明・空調等の機器管理による省エネルギーシステム等、地域活性化、雇用創出、環境対策等の社会的にも大きなインパクトを与えるアプリケーションがIPv6技術を利用して実現されている

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