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ギター製作やリペアに役立つ情報について

ものをつくるときに成功/失敗を分ける要素は計測にあるとつくづく感じます。

僕は正確、かつ信頼できるツールを使うことを第一として、安売りしている工具にはなるべく手を出さないようにしています。
例えば、amazonを覗くと”一流品”がえらく安い値段で出ていることがあります。製造元が明示されていなかったり、箱がなかったり、品質証明書(小さな紙切れですが)が入っていなかったり、発送元が日本ではなかったりと、すぐに怪しいものだとわかります。

それから、ギターを製作したりリペアするときにハードルになるのが、インチサイズとメトリックサイズの変換。それにしてもアメリカはつくづくインチの国ですね。世界標準のメトリック(ミリ)に合わせる気なんてまったくない。

あらためてふりかえると、いつも Stewart-MacDonald のサイトにお世話になっていることがわかる。役に立つ情報やツールが満載で、これらを活用しない手はない。単なるツールやパーツの販売サイトではないと思う。

 


特に頻繁にアクセスしているページを紹介します。

◆単位変換表
Conversion calculators

◆スケール長の情報
ギターのスケール長については、ギター製作はもちろん、メンテナンスをするときも正しく把握しておく必要がある。
基本はここに詳しく書いてあるので、とても参考になる。
Scale Length Explained

例えば、ギブソンギターのショートスケールの歴史なんて、ちょっとした勉強になる。

The
Gibson 24-3/4″ scale is also very common, but it is also the most
confusing of all scale lengths?this is because it rarely ever measures
out to be 24-3/4 inches!

◆販売されているフレットスケール定規の説明文にもキーとなる情報が満載
Fret Scale Rule

◆オリジナルスケールの楽器を作るときに役立つフレットポジション計算機
Fret position calculator

それから、Stewart-MacDonald はルシアーの育成にも力を入れており、セミナー情報も載っている。

◆著名なギタリストのセットアップ情報
How the stars set up their guitars

◆弦高の調整情報 ※フレットてっぺんから弦の下側までの距離の情報
Metric String Action Gauge

◆あのLindy Fralin がピックアップの高さを調整するときにコツを語っている
Lindy Fralin on how to set pickup height

こういう情報は日本国内よりも海外の方が充実していますね。「日本はものづくり」なんて言われていますが、すごく閉鎖的に感じています。例えばバイクや時
計。昔ほどではないにせよ、買ったところでないと修理してもらえなかったし、時計に至っては電池交換すらやってくれなかった。15年ほど前からの積極的な
カメラ大型量販店の進出のおかげで状況は一変したけど。

楽器については基本は自分でメンテナンスしているけど、極めて困難な修理だったり、とても貴重なビンテージ楽器については信頼できるルシアーにリペアをお願いしている。自分でできるようになりたいけど、なかなか。。。

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