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オリンピックは個人間の競い合い

いろいろとお騒がせのJOC。基本に立ち返ってオリンピック憲章を読んでみた。

6 オリンピック競技大会 (p18)にとても大切なことが書いてあった。

オリンピック競技大会は、 個人種目または団体種目での選手間の競争であり、 国家間の競 争ではない。 大会には NOC が選抜し、 IOC から参加登録申請を認められた選手が集う。 選手は当該 IF の技術面での指導のもとに競技する。

そもそもオリンピックの政治利用はタブーで、このことは戦前のナチスドイツの動きを見るとわかる。ヒトラーが国の代表として登場する。以前、マリオの格好をして首相が出てきたときは、心底ゾッとした。

JOCも含めた“偉い人たち”が言っている「国民が一丸となって〜」とか「(国として)選手には金メダルを持ち帰っていただきたい」など、違和感を覚えるのはふつうの感覚だと思う。

開催国として、オリンピック憲章にあった一文をもう一度読み返すべきだと思う。TVの論調では経済効果に偏っているようで、「なぜ、日本でオリンピックを開催するのか?」をもう一度考え、「復興五輪とはなにか?」について真剣に最終検証をしてから、酷暑の夏を迎えることが大切であろう。

意味もなく言葉が踊る状況が思考停止を引き起こす。それこそ国際競争力を押し下げ、無意識の内に面白みのない人生を誘っていると思う。

 

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