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パソコン文化の弊害

企業のIT化調査:約9割が「ITをマネジメントできる人材」に必要性[日経BP]

IT化に取り組む姿勢は企業規模によって大きく異なることが分かった。情報システム部門の設置や、社員への一般的なIT教育は進んでいる大企業でも、CIOなどのITマネジメントを担う人材を育成するプログラムはまだ十分に浸透していない。CIOには、自社のビジネスに対する知識、経験が求められる一方で、戦略的思考やコミュニケーション能力を期待する回答も多く、体系的な人材育成が必要と考えられる。

システム開発は正当なスキルが必要であることをきちんと理解すべき。メインフレームが全盛だった時代は、単にマイコン(当時はパソコンとは言わなかった)が得意だからといって、とても扱えるレベルのものではなかった。まさにF1マシンである。スピードや堅牢性が超一流ならば、メカニック・ドライバー・供給サイドが一致団結しなければ立ち上げすらできなかった。


しかし、UNIXが全盛になってきた頃からおかしくなった。中途半端にパソコンを触れるだけで、UNIXが扱えるという勘違いがまかり通るようになったからである。
 ・どこまで緊張感をもって接しているのか?
 ・責任感はあるのか?
 ・プライドはあるか?
 ・マニュアルを読みこなし、原理を理解しているか?
 ・独りよがりではダメ
先日の東証ダウンもそうであった。運用手順書(オペレーション・プロシージャ)は一字の誤りでも許されないもの。作成した富士通側の責任は重い。社会的な影響を考えていたのだろうか? 単なるワープロ打ちだと勘違いしていなかっただろうか?
もっと責任があるのは受け入れ側。どのようなチェックをしたのか? ”丸投げ”なんてありえない。もしそうだとしたら、即刻にシステム部を廃止すべきであり、そのほうが品質が上がることは間違いない。
また、オペレーションした人にも責任がある。何の知識もなくオペレーションしているのであろうか? メインフレームが全盛だった時代では考えられない。手順書のミスをオペレータサイドが体制を作ってレビューしたものだ。
開発サイド-受け入れサイド-運用サイド。この3者のバランスが崩れている。信頼して、尊重しあっているのであろうか? つまらない偏見や意地が邪魔をしていないであろうか?

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