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量り売りの復権

CDが売れなくなっている。考えて見れば当然で、聴きたい曲目だけが欲しいのに、不要な曲がセットになっているCDを買うことは非合理的であり、消費者の立場からすれば無意味なこと。抱き合わせ販売ともとられないような実態。CDシングルにしても、ほかの曲も入っているし、必ずといって良いほどカラオケが入っている。いらない人にとっては、迷惑な話でだったらその分だけ値段を下げて欲しいとさえ思う。
もちろんファンも存在しており、そういう人たちはCDを購入する。だから、CDの売れ行きは低迷はしているものの、なくなることはない。
音楽というコンテンツに対してお金を払うという意識は消費者側のほうが徹底しているのではないであろうか。提供側は媒体や宣伝費などを盛り込まざるを得ない。このギャップがネット販売に拍車をかけ、特にモバイル型消費が発達している日本においては、その傾向が強いのではないであろうか。
あわせて、ミュージシャン/プロデュースサイドもどこかで胡坐をかいているところはなかったであろうか? 品質の低下を招けば売上は落ちる。
バラ売りという、量り売りのような昔ながらの形態が復活したがために、実態が表面化して、むしろ正常化しているように感じる。
これと同じことがソフトウェア業界にも確実にも押し寄せている。激動が予感される。
日米の音楽配信ビジネスの最新市場動向がまとまりました[シード・プランニング]

2008年の世界の音楽配信市場は6,000億円。日米で64%を占める
日本はモバイル向け配信が9割、米国はPC配信が7割
2018年の日本の音楽配信市場は3,000億円に。モバイル向け配信が多い

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