スポンサーリンク

ITスキルは図るのが難しいのか?

ITスキルは図るのが難しいのか?
私は決してそうは思いません。逆に、他の産業に比べて、これほど明確で、スキル評価をできるものはないとも言えるのではないでしょうか。一番の阻害要因は、そのことに気付いていないのは、スキル評価をする役割である上司だと思います。
もちろん、人事評価にスキル評価を組み込むには、全社的な取組が必須です。ただ、ここにリンクせずに、戦力として人材を評価するにはITSSは極めて重要であり、外部組織やパートナー企業へのアピール、RFPでの案件獲得の有力なツールともなるでしょう。
 
では、なぜ、まともに取り組まないのか?
これは業界の風土が体にしみこんだ上司の責任でしょう。
情報処理技術者試験やOracleMasterなどの資格試験を軽視する傾向が相変わらず目立ちます。『あんなものはなくたって、立派に仕事ができる。』 決まって試験に落ちた人や受けることさえ拒否している人に限って口にする言葉です。 本当でしょうか?
その根拠は何でしょう? 理論的に、かつ、明快に説明できる人はいません。 当然です。単なる言い訳だからです。
IT業界は、他業界に比べて劣っているビジネス習慣があります。多重下請構造である、人月による賃金算出である、クラス別最低賃金が規定されていない、メンタルヘルス障害を抱える人が極めて多いなど。
この状況を変えていくには、見えない部分を可視化することが求められています。上司やマネジャの責任といえるのではないでしょうか。 まずは、技術者の能力を正しく評価してあげること。育成ポイントが明確になるばかりではなく、本人のこれからのキャリアデザインにも関わる重要な部分です。
「ITスキル標準」をベースに全職種の人材育成に取り組む東芝情報システム[ヒューマンキャピタルオンライン]

東芝グループのソフト開発会社、東芝情報システムは、2004年までの1年あまり、経済産業省が開発した「ITスキル標準」(ITSS)をベースにした人材育成策に取り組んできた。ITSSはITサービス提供に必要な職種をITスペシャリスト、ソフトウエアデベロップメント、プロジェクトマネジメント、オペレーション、コンサルタントなど11の職種、38の専門分野に分け、それぞれの職種、専門分野に必要な知識、能力と経験を評価するために、レベル1からレベル7までの7段階の評価基準を示したもので、2002年12月に公表された。

コメント

タイトルとURLをコピーしました