スポンサーリンク

プロジェクトマネジメントの本質とは

リスの足跡

プロジェクトはまさに現場で起こっている/起こるであろう事実をカジ取りするマネージメント力を求められています。プロジェクトとは何か? 目的は? 意味は? 価値は? をしっかりと見極め、すべてのステークホルダーに理解され、受け入れられることが重要になります。
また、プロジェクトが終わったときに大きな達成感を得られて、努力が報われたという実感を得るこことができなければ、次への活力も得られません。同時に、プロジェクトに関わった人々の成長があること、成長を実感できることも重要なポイントになります。技術的なのか、対人関係なのか、切り口は様々でしょうが、成長することがなければ、たとえ仕事の要件をクリアしたとしてもそれは失敗プロジェクトです。
プロジェクトとは、苦しくもあり、楽しくもあり。ドキドキすることもあり、立ち直れないほど落ち込むこともあり。極めて人間的で、感情の交錯する場所でなければなりません。理論的にあるべきと感情を排除したところには、人としての喜びや幸せは絶対にないからです。この点を勘違いしてはいけません。
三菱UFJ銀の畔柳頭取が指摘する「サッカーはプロジェクト」[日経BP]

どんな仕事であっても,プロジェクトと見なして取り組む。
 これが私の持論だ。「プロジェクト思考」を持って仕事を進めることで,プロジェクトチームのメンバーたちは大きな達成感を得られる。なるべく若い時に,何らかのプロジェクトに参画し,集中して仕事に取り組み,達成感を味わってもらいたいと思っている。プロジェクト経験は間違いなく,その人の今後の仕事のベースになるからだ。
 プロジェクトは「一定の期間と制約条件の中で目標を達成するためのユニークな活動」と定義されている。プロジェクトを成功させるカギは,事前の計画作りと実行時の問題解決,そしてプロジェクトメンバーのチームワークと言われる。唐突かもしれないが,これはサッカーと同じである。中学から大学卒業まで,サッカーに打ち込んできたため,私は物事をサッカーに例えることがしばしばある。
 ゴールを明確にし,得点するために全神経を集中する。共通の目標を達成するために,チームワークを維持しながら,しかも個々人が個性を発揮し思い切りプレーする。一方,ルールと試合時間という制約には従わなければならない。勝つためには試合前の周到な準備が欠かせない。日ごろの練習,チーム編成,メンバー間のコミュニケーション,そして作戦である。いったんグラウンドに出た後は,状況に応じて素早く判断し,問題があればその場で解決していく。個々人の専門分野は一応決まっているが,状況に応じて臨機応変に他人の役割を肩代わりする。「ここから先は私の担当ではありません」などと言っていては試合に勝てない。

プロジェクトマネジメントは先達に学ぶべき?[ITpro]

 先日,旧知のベテラン・プロマネに頼まれて,国際P2M学会が主催した「先達に学ぶITプロジェクトマネジメント-他業界の常識,IT業界の非常識」というセミナーのパネルディスカッションの司会を務めた。セミナーの受講者はユーザー企業やベンダーでシステム開発に携わっている人たちだ。
 国際P2M学会というのは,“日本発”のプロジェクト/プログラムマネジメント標準「P2M(Project&Program Management)」を研究する,2005年に設立された学会である。P2Mは,PMIの「PMBOK」に相当するもの,と考えていただければいいだろう。P2Mでのプログラムとは,複数のプロジェクトを指す。このプログラムの概念,そしてプロジェクトが始まる前と後に重点を置いていることが,P2Mの大きな特徴だ。

組織の成熟度向上に挑む(前編)[日経BP]

 「プロジェクトの進め方を革新するプロジェクト」の最終目標は,企業そのもの,すなわち組織や文化・社風まで,プロジェクトを推進しやすいように変革することである。そのためには,自社の組織がどの程度プロジェクトをうまくこなせているのかを把握できる尺度が必要になる。そこで,ソフト開発プロジェクトを手掛ける組織の成熟度を測る手法を提唱し,本連載のまとめにしたい。

組織の成熟度向上に挑む(後編)[日経BP]

成熟度のモデルを使って,自社の組織を改革し,プロジェクトに強い企業に脱皮していくための基本方針を表1にまとめた。プロジェクト革新と組織の成熟度向上を,経営の戦略課題として位置付けることが第一歩である。次に,モデルやソフト開発の生産性の定量的な指標を使って,目標を立て,その目標を達成する実行計画を立てることになる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました