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テレワークのためのオンラインツール

テレワークの頻度が増えてきている。この流れはここ30年は緩やかに進んでいたが、コロナウィルス対策の必要性から状況は急変した。

どこのようなコラボレーションツールがあるのだろうか?

30年前から続いているシステム

一般的なものを眺めてみると、30年前は1対1あるいは5〜6名の程度のコミュニケーションに重きが置かれていた。それ以上の人数でTV会議をするには専用のシステムを準備するのが常識だった。

一部のIT技術者間ではSkypeが支持されていた。無料でビデオ通話できるなんて夢のようだった。また、個人的なやりとりでは宣伝のうまさもありアップルfacetimeも広がっていった。今ではSkypeはmicrosoftに吸収されている。

ここ数年のブーム

なんといってもZoomとTeamsであろう。両者ともビデオ会議はもちろん、チャット、意思表示機能(挙手・拍手)、画面共有、ホワイトボード機能など基本的なものはすべて共通して装備されている。

特徴としては、Zoomは複数の人と集まって討議をするには使いやすく、何よりも音質が良い。ほとんど遅延なく、エコーも発生しない。「ホスト」という役割を持っているので、議事進行や打ち合わせの場のコントロールもできる。手を上げたり、拍手をしたり、画面共有をしたり、ホワイトボードで寄せ書きをしたり。会議だけではなく、教育や研修用途にも活用できる。ターゲットは、用途としては趣味から仕事まで、そして規模としては個人から大企業まで、幅広くカバーしている。

TeamsはOffice365の一部機能として提供されており、主に中企業以上の法人をターゲットにしているようだ。「グループチャット ソフトウェア」と位置づけていることもあり、融通はあまり利かない。ただし、その分だけ使い方の標準化がしやすく、セキュリティ面での安心感は高いと感じる。

その他には、後塵を拝している Google Meet がある。G Suiteに含まれるひとつの機能として提供されている。

研修やセミナーに活用できるシステム

会議だけではなく、研修やセミナー(ウェビナー)にも活用できるシステムにも注目したい。

Aobe の Connect と Cisco の Webex が代表的。

Adobe Connect は 講師がすべてをコントロールして聴講者が快適に受講することを目指しているようだ。ウェビナーの流れをコントロールするために、受講者同士の自由な(勝手な?)交流はできない。その分、質の高い講義を提供できる。

Cisco の Webex は規模の大きな企業からの支持が高いように感じる。高機能で安定しており、活用するためのノウハウも蓄積されている。ネットワークのプロフェッショナル企業である Cisco ゆえに、ビデオネットワークの構築も安心して任せられる。

一風変わったシステム

ワールドカフェをIT上に展開したような Remo というシステムがある。会議に参加すると、テーブルと椅子があり、椅子をダブルクリックすることで自由に席を移りながら、いろいろな人と会話ができる。ただし、数回トライしただけだが、あまり実用的ではないように思う。音質が極めて悪い、ノイズが乗る、音声が遅れる(レイテンシーが高い)、エコーが激しい、画面が小さく相手の様子がわかりにくい。発想はとても良いので、今後の改善に期待したい。

映像配信システムについて

Youtubeやにこにこ動画で生放送する、つまり誰もが映像配信をすることができる世の中になってきた。15年前ではとても考えられない、素晴らしい世の中になってきた。

もっとすごいな、と思うのはフリーソフトの存在。たとえば、OBS(OBS Studio – Open Broadcaster Software )というソフトウェアがある。「ビデオ録画と生放送用の無料でオープンソースのソフトウェア」というふれこみで、Windows、Mac、Linuxで稼働する。

複数の映像ソースを切り替えたり、シーンを切り替えたり、スクリプトとして自動運用したり。プロのスタジオのようでなんともすごい。

 

これらのシステムやソフトウェアについて学習・トライすることで理解を深め、これから順を追って記事にまとめていこうと思っている。

 

 

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