スポンサーリンク

グローバル化の時代に求められる人材とは

グローバル化の時代であり、国際競争力をつけるために世界に通用する人材を排出したい。
これは国の願いであり、企業の思いでもあります。

グローバル化の時代を渡り歩くには、他国と自国の違いを理解して広い視野で対応できる人材が必要となります。その前提として、自国のことをしっかりと理解していていなくてはなりません。自国のことだけで活動しているとついつい惰性や習慣に流されてしまい、意識的に自国のことを考えずに住んでしまいます。何も考えずとも活動が行えるということでしょう。

しかし、グローバル化の時代においては、その違いを認めて尊重した上で双方にとってより満足できるレベルで調整を図っていくなど、一歩踏み込んだ対応が必要となってきます。
グローバル化というとすぐに”英語教育”とする国策や企業戦略にはかなりの疑問を感じています。本当に必要なのは、日本を正しく理解する教育であり、他者との違いを認めて妥協をせずに調整を図っていく論理的思考と粘り強さではないでしょうか。

『ぼくたちがIBMとHPで学んだこと』という本の最後の方に、国際競争力をつけるための人材についての記述があります。参考になりますので、興味のある方はご一読を。

人間力とは何か~人間力を見る方法論[MI Associates]

仕事の七重の塔を確立している人を筆者は「Identityを確立した人」と称している。他人や環境に依存せず、仕事を全て自己の責任として全面的に引きうけ、困難に直面しても勇気を持って挑戦し、困難から決して逃げない人である。
知識から目的観までの6段階レイヤーを確実に具備し、それを行動の形に首尾一貫して表現していく人こそ「人間力」のある人というべきである。7段階のレイヤーは、首尾一貫していること事が重要である。七色の虹のような塔になってしまうと、その人のIdentityはぼやけてしまう。例えば、知識が人からの借り物では自分の意見として表現することはできない。どのレイヤーをとってもその人らしさが表現されたものであることによって、その人独特の人間的魅力が出てくるからである。

「人財立国・日本」の基盤整備
-技能・ものづくりが尊重される社会の実現に向けて-
「技能検定職種等のあり方に関する検討会」報告書
[厚生労働省]

グローバル化の進展による国際競争の激化や人口減少社会の到来等に伴い、国民一人ひとりの技能レベルの向上とその有効発揮を図り、「人財立国・日本」を実現していくことが求められている。しかしながら足元をみると、いわゆる2007年問題に象徴される技能継承や現場力確保に対する懸念、ものづくり分野への若年入職者の減少、パート・派遣労働者等の非正社員の増加など、対応次第によっては我が国競争力の基盤を揺るがしかねないような変化が進んでいる。

今こそ必要とされる国際ビジネスマンの計画的育成[日本総研]

「グローバル化の時代」を迎え、現在では多くの日本企業が海外投資を行っている。しかし、国際ビジネス環境はより一層複雑化しており、国際ビジネスに携わる社員ひとりひとりの質の向上が急務となっている。

企業の「求める人材像」データベースの構築について~社会人基礎力に基づく情報発信~[経済産業省]

経済産業省では、企業が職場で求める能力(社会人基礎力)に関し、本年2月、企業人事部に対するアンケート調査を実施しました。本調査結果では、多くの企業が採用や人材育成に「社会人基礎力」を重視していることが明らかになるとともに、業種別・企業別に重視する能力要素の特徴が明確となりました。
今後、継続的に企業の「求める人材像」を募集し、データベースとして蓄積・情報提供することにより、広く企業理解の促進を図るものとします。

東アジアにおける日系企業のHRMと人材育成上の諸課題[日本貿易会]
※PDF形式ファイルへのリンクです

日本からアジアへの海外直接投資(FDI)が2000年以降、中国に大きくシフトするという変化が見られる。このような日本の企業活動の中国シフトが日本からのみならず他の諸国からも見られる中で、日系多国籍企業(以下日系企業と呼ぶ)は人的資源管理(HRM)の各領域において各種の課題に直面している。しかも、これらの日系企業が抱える構造的問題の中の氷山の一角であると考えられる。

カシオ、人材育成支援を強化した統合人事システムの最新版を発表[CIO編集部]

カシオ計算機は4月19日、独自開発による統合人事システムの最新版「ADPS人事統合システム7」を発表した。13種類の人材育成制度をプログラム化したライブラリを新たに組み込むなどの機能拡張が施されている。5月1日から販売が開始される。

人材養成・基礎研究からのイノベーション創出へ[文部科学省]
※PDF形式ファイルへのリンクです

経済活性化や国際競争力の強化に向けては、第3期科学技術基本計画のもと、優れた人材の養成や基礎研究の推進によりイノベーションを創出し、成果を国民や社会に還元していくことが重要。

コメント

タイトルとURLをコピーしました