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都落ちではなくなった地方暮らし

都落ちという言葉があった。東京で働くことは出世や成功の代名詞だった。

過去形になっているのは、地方の価値が注目されているから。東京にわざわざ行かなくても地方にいても手に入る。情報、流行、商品、サービス。売り切れもなくギスギスした雰囲気もない地方は魅力的でもある。絆という関係性の濃ささえ乗り越えられればこれ以上に良いことはない。

 

日本政府は2014年から「地方創生」を打ち出してきた。全国の自治体が都内で移住イベントを開催し、若者たちの関心も徐々に高まってきていた。「シビレ」も2016年のサービス開始以来、地方に関心のあるエンジニアを対象に、移住を伴う転職支援を行ってきた。

しかし当時は、「地方で暮らす」ことを「都落ち」と捉える人が大多数で、「興味はあるが現実味に欠ける」「妻の反対に遭い、移住はかなわなかった」というケースが多くあった。

これまでは、地方に移住するには、移住先から通勤可能なエリアでやりたい仕事を見つけ、どこに住むかを考え、家族がいる場合は全員が納得するよう説得……と、膨大なフローがあった。

しかし、リモートワークが一般化してきた昨今、企業が体制を変えるケースも出てきている。

 

 

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