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全国スキル調査

「全国スキル調査」は、2002年以降、毎年実施している無料・匿名の技術者スキル診断です。そもそもITSS/UTSSとは、自分が保有しているであろうスキルを確認するためにあるもので、必ずしも高い指標が出ることが良いというものではありません。
というのも、自己診断をすることが目的で、その妥当性を客観的かつ明示的に把握することをねらいとしています。つまり、自己評価の正当性を高めると同時に、自分の強みをはっきりと自覚して自信を持つと同時に、弱み・課題を具体的に理解してレベルアップに役立てることが、本来の目的です。
ただ、所属組織や人事部がスキル調査をするとどうしても違った感情が表に出てきてしまいます。たとえば、スキル調査した結果をもとに配属が決められて異動させられる/異動できない、明言はしていないものの給与やボーナスの基準として使われるのではないか、という不安があふれてきます。何よりも、現場の最前線で活躍している人たちが、現場を良く知らず、詳細スキルも自分よりも低い上司がスキル評価にかかわってくることへの疑問は相当に大きい。
だから、本人はもちろんのこと、それにかかわる上司や人事部のためにも、第三者機関に調査・統計出力をお願いすることが極めて効果的です。保有する人材ポートフォリオを持つこともできます。対象となるスキルはITSS,ETSS,UISSの3つになります。
繰り返しますが、戦略的な人材育成を目的とするならば、是非、スキル調査を活用すべきです。無料・匿名でも問題はありません。
現在、このサービスは個々人が自由に参加するという精神が反映されたすばらしいものになっています。ぜひ、これを発展させて、企業が組織的に活用できるようなオプションがあるとさらにすばらしいものになるかと思います。企業内部だけで育成を行うのではなく、スキル活用についてもオープンな概念を持ち込んで、コミュニティを形成していくことが、この業界の成長を促し、日本のソフトウェア技術の向上につながると思っています。
▼▽▼「全国スキル調査 2009(第8回)のご参加はこちら▼▽▼[iSRF]

日本のIT技術者/組込み技術者の職種や年齢、勤務先業種ごとの分布状況、および「ITスキル標準(ITSS)」や「組込みスキル標準(ETSS)」に基づくスキル診断を通じたスキルレベルの実態を把握するもので、ITスキル研究フォーラムが、2002年以降、毎年実施しています。 IT技術者、組込み技術者、情報システム担当者の方であれば、どなたでも調査にご参加いただけます。 お名前や住所を登録する必要は無く、料金もかかりません。無料、無記名です。

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