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転職と適職と天職

転職ついて、独断による持論をつらつらと書きます。
人材の流動化は歓迎されるべき状況だと思います。優秀な人材が自分の意思で自分の道を選択することができ、人材を広く集め育成していこうと考えている企業にとってはまさに願ったりかなったり。全体最適という言葉が流行っていますが、まさにこの好事例。
しかし、”転職”が転職斡旋企業に商品として扱われて、まるでブームのように扱われているのが気になります。また、このブームが曲者で、危機感を煽ったり、いたずらに人の興味をくすぐるような”ピンク産業”的な動きをしていることが気になります。気軽に職を変える(あるいは商品として職を買う)ことを良しとしている風潮を感じます。
20代はガムシャラに仕事をする年代です。社会人として、組織人としてまずは”常識”を身につけ、プロフェッショナルとしての入り口あって修行を積む時期です。『ここで逃げ出すような人間は何をやっても難しい』というのが私の持論です。もちろん、中には例外もあります。外的な要因で、どうしようもなく押し込められていることがあります。ただ、ほとんどの場合、逃げ出す要因は自分の中にあるのですから、職を変えたところでなんら解決にもならないばかりか、せっかくの成長の芽を自分で摘んでしまっているようなもの。魚が小さいうちに獲られてしまえば、大きく育たないし、気がついたら成魚が絶滅しているということにもなりかねない。
30代は周囲との協調や組織力に目が行き、マネージメントを本格的に学び、実践する年代です。ところが何を勘違いしたのか、スペシャリストとして生きるから協調よりも自分自身のスキルや知識が第一という風潮もあります。誤った成果主義による、誤った考え方が蔓延していることもその流れを助長させています。一流のプロフェッショナルは一匹狼ではないことに気付いていません。人的ネットワークがその人をますます大きく成長させるのですが、身勝手で独りよがりな姿勢で人と付き合い、一方的なかかわりのことを”ネットワーク”と呼ぶ人が多くなりました。疑問です。
あのゴルゴ13の最大の武器は、技術でも知識でもなく、自らを律する姿勢とプロフェッショナルとしてお互いを尊重し尊敬しあう姿勢にあります。これがベースとなり人材のネットワークができる。「なにがあろうとあいつを信頼してまかせる。」「俺の使う武器はこいつに頼む。」という場面は、ファンならば憶えているはずです。
少々話がそれましたが、甘い考えで、少しばかりの痛みから逃げようという考えでは転職など成功しないし、天職など見つかるわけがありません。人を駒としが考えていない企業のエサとなり、自分で自分の成長の芽を摘んでいる。
やるべきこと、できることはすべてやる。人のせいにしないことです。最近の顕著な例として「上司との関係がうまくいかない。」「元上司が部下になってしまったので、チームワークが崩れた。」などというものがあります。どこの企業だって当たり前になりつつある事例ですが、いかにも自分のところだけだ、といわんばかりに逃げ腰になっている。なぜ上司との関係がうまくいかないのか? 上司の期待を感じられないのか? 年上の部下に対して人としての尊敬はそのままに、仕事の期待をかけながら積極的に仕事を任せていく(指示していく)ことができないのか?
「人を信じて任せることができない」自分自身の弱さから来ています。下積みで苦労した経験が薄いのでしょうか。痛みや苦労のわからない人間は上に立つことなどできません。
転職の本命サービスになれるか、転職SNS[キャリア実現研究室@IT ]

転職サービスにはさまざまな形態がある。Web 2.0の代表ともいわれるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と転職サービスとは、相性はいいのだろうか。転職SNSというサービスはメジャーになり、大きな存在になるのか。人材紹介会社の現役コンサルタントが考える。

新入社員を辞めさせるな~離職原因に対する一考察[MRI]

新入社員の離職率上昇が問題視されるようになって久しい。昭和62年3月大卒者の離職率が入社1年目11.1%、3年目28.4%であったのに対し、平成15年3月大卒者の場合、離職率は入社1年目15.3%、3年目35.7%と大幅に上昇している。

ホワイトカラー転職者4割増・06年度上半期、民間大手3社仲介

民間の職業紹介大手3社が2006年度上半期に仲介したホワイトカラーの転職者数が、前年度比39%増の1万9031人だったことが日本人材紹介事業協会のまとめで分かった。男女別では女性が前年度比58.9%増の4655人となり、33.6%増だった男性(1万4376人)を伸びで上回った。

社会問題化してきた職場のパワハラ[東京商工リサーチ]

 ある経済誌の記事に、全国約1千社の社是、つまり経営者の企業経営上の基本的な考え方や主張を簡明・端的に表示した方針を調査した結果、「1位が公正・誠実、2位が勤勉・努力、3位が協調・融和」であり、確か日本人が最も好むモットーも「誠実」であったと記憶する。
コンプライアンス・マネージメント(法令遵守の公正な企業経営管理)が法治国家の一員として重要であることは論を持たず、多くの経営者も、そのように事業経営の基本理念として掲げているが、現実には誠に残念ながら、国際・国内競争激化の環境下でこれに反する企業不祥事件が連日のように報道され、後を絶たないばかりかむしろ増加の傾向にあり、「衣食足りて礼節を知る」という格言はどこえやら、逆に「富は人間の心を狂わせ、財貨多きは徳傷(やぶ)る」の感が近年益々強まっている。

多様化する就業形態の下での人事戦略と労働者の意識[労働政策研究・研修機構]
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正社員の賃金決定要素として、「業績・成果」と「職務遂行能力」を以前よりも重視
-4 割弱の正社員が、自分に対する会社の賃金の決め方に納得していないが、その理由と
して「仕事への努力が正しく評価されていない」ことを挙げている-

安倍政権「再チャレンジ」政策の中身―正規・非正規社員ともに厳しい時代[みずほ総研]

安倍晋三首相は、9月29日の所信表明演説で、「新たな日本が目指すべきは、努力した人が報われ、勝ち組と負け組が固定せず、働き方、学び方、暮らし方が多様で複線化している社会、すなわちチャンスにあふれ、誰でも再チャレンジが可能な社会です」と語った。安倍政権の掲げる「再チャレンジ可能な社会」(表)自体に、異論を唱える人は少ないだろう。

キャリアマトリックス[労働政策研究・研修機構]

キャリアマトリックスは、職業についての総合的な情報システムです。誰でも簡単な操作で、約500種類の職業情報にアクセスできます。

「適職」と「天職」[労働政策研究・研修機構]

今、多くの人が心を寄せている高名なスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、その著書*1の中で、フリーターやニートに言及して、こんなメッセージを発信している。
『〈適職〉で働きながら〈天職〉と出会うチャンスを探せばいいのです。』
はたして、まだとても若くて可能性に満ち溢れたあなたには、「適職」と「天職」の違いが、一体どれだけの実感を伴って理解できるだろうか?

格差から希望へ

格差や貧困問題を語るとき、社会学者の一部からは「社会的排除」という概念が示されることもある。格差や貧困は、単に収入の差やその少なさが問題なだけではなく、社会との円滑な交流を排除された存在の出現として、捉えるべきだという考えだ。排除という言葉自体は、やや強い価値観を含んだ言葉であるため、慎重に扱う必要もあるが、現実に社会的に孤立した人々が増えつつあるという懸念は拭い切れない。

格差と篤志[大和総研]

「格差社会」への対応が国民的な関心事となっている。ここもと行われたいくつかの選挙においても、このテーマが候補者・政党間での主要な論点のひとつとなっていた。
一部には「格差ゼロ社会」が望ましいという主張もあるようだが、前世紀の歴史をふり返ってみても現実的とは思えない(もとより、本稿での「格差」は経済的な格差を論じているのであり、「法の下の平等」に基づき個人が法的に平等に取扱われるべきは当然である)。努力したものが多く得るのはある意味当然であり、それなしでは各人が向上するインセンティブも無くなってしまう。一方で、国民として誰もが幸福に生きる権利を有する。結局は社会全体においてどの程度の格差が許容されるのかの問題であろう。例えば、低所得層と高所得層の格差は1対10程度が望ましいとか、1対20程度までは許容されるべきであるとか、最低限の社会的なセーフティ・ネットさえあればあとは無制限でよいといった具体的なコンセンサスを得るべく国民的な議論を深める必要があろう。

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